Column
コラム
ウエディングドレスのチュール破れ補修はどこまで対応出来るのか?
昨年の初夏辺りにトリートでも取り扱いが始まった新鋭のブランド「アレクサンドラ・グレッコ」。
セパレートなどのベースデザインを主流に上品かつ軽快なデザインの中核を繊細なチュールスカートが担い、セピア感溢れる柔らかくナチュラルな色合いが今までのブライダルシーンにはなかった新たな表現の一面を様々なシチュエーションで魅せている所からもこれから更に人気が出てくるブランドではないでしょうか。
今回はそのアレクサンドラ・グレッコのドレスクリーニングのご注文と同時にスカートチュールの破れの補修を海外で購入されたお客様からご相談頂きました。
(ドレスクリーニングのをご注文されたお客様のみのサービスです。補修のみの対応は行っていませんのでご了承下さい。)
チュール生地全体の張り替えは対応していないので、透明糸の縫い合わせによる簡易補修対応というご了承を頂いた上でお品物をお預かりしました。
破れた目は結構粗い状態でしたので今回はハサミで破れの部分をならしてから極力縫い跡が分かりにくい様にする為にもうひとつ「普通に縫い合わせる時に使うもの」と違うものを「縫う」という概念からは想像が付きにくい所で入手した上でチュール補修をしてみました。
縫い合わせによるチュール補修は数枚重なったチュールデザインならほとんど目立たない状態にまでは出来ると思います。
縫い合わせ方は各社それぞれです。ミシンを使う所もあれば当社の様に透明糸による手縫い方式もありますので補修の事例が分かる所にお客様のニュアンスが近いと思う所に依頼されるのがいいと思います。