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雨などで濡れている時のウエディングドレスクリーニングは、そのままカバーに入れず早急にお問い合わせでその旨をお知らせ下さい。(本文あり)

今週から本格的な梅雨気候が全国的に広がりそうです。6月24日、25日も地域によっては天候が芳しくない所があったかもしれません。

 

この季節にウエディングドレスを濡れたままドレスカバーに保管をしてしまうとかなりの確率で濡れた部分を中心にカビが生じる可能性があります。当社は比較的ヴェラウォンのウエディングドレスなどをお預かりする機会がありますが、そのほとんどにシルク生地が使用されています。

 

ウエディングドレスにカビが生じてしまうと除去はほぼ出来ないとご理解下さい。時折カビの除去も出来る事を謳っている会社がbefore&afterで除去した実際の写真を掲載しているものを拝見しますが、たまたま運よくカビの浸潤や生地の組成が除去出来やすい状態だったものだと思います。全てのドレスに生じたカビを除去出来ているのではないと推測します。

 

カビを除去するにはアルカリ度の高い薬剤(中性版もありますが)を使用しながら漂白と殺菌を進めていくパターンが基本ですが(いわゆるカビキラーみたいなもの)、そうした薬剤はアルカリ度数が高ければシルクの生地を劣化させてしまいますし(排水簡易に詰まった髪の毛などを除去する家庭用薬品はこの様にたんぱく質を溶かし落とす原理です)、漂白効果はあったとしても強すぎて生地自体の変色を起こす可能性があります。

 

カビにつきましては「発生してから」ではなく、「発生する前に」リスクを軽減させてからクリーニングを依頼していく流れといった様な予防医学的な考え方をお持ち頂ければ幸いです。

 

 

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