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ヴェラウォンバレリーナのドレスクリーニング工程とチュール破れの補修について

ヴェラウォンバレリーナのドレスクリーニング工程とチュール破れの補修について

長野県にお住まいのお客様からヴェラウォン「バレリーナ」のドレスクリーニングのご注文を承りました。ヴェラウォンのウエディングドレスの中でも屈指の人気を誇るプリンセスラインの素敵なドレスです。

 

 

バレリーナはスカート部分が何重にも重なった繊細なチュールで作られている為、使用状況によって特に裾回りのチュールが偶然に破れてしまう事が多い様で、お客様からドレスクリーニングのご注文と同時に破れたチュール部分の補修についてのご相談を頂く機会があります。(最近は屋外利用や海外ロケーションフォトでのご利用などでウッドデッキや石畳などでチュールを引っ掻けてしまう可能性が増えている様にも思います。)

 

 

今回お預かりしたウエディングドレスも裾のチュールが20センチ位破れていました。

 

 

まずは破れの場所が広がらない様に仮の補修をしてからクリーニング作業を行います。繊細なチュールですので丸洗いを行う際のパワーコントロールはとても重要になります。基本工程後はドレス全体をチェックしながら汚れが残っている部分をピンポイントで更に部分処理で綺麗にしていきます。又、少しの利用でもバレリーナは汗ジミが付きやすいのでデコルテラインを中心に更に部分的に汗ジミ処理を施します。他にも注意するポイントは色々ありますがここでは敢えて多くを公開する事を控えます・・・。

 

 

リモーションのドレスクリーニングをご注文頂いたお客様はホームページでもご案内させて頂いておりますが、破れの長さが各所合計30センチ未満であれば無料で透明糸による縫い合わせの簡易補修をさせて頂いております。

 

 

チュール破れが30cm以上ある場合は、10cm刻みで税別1,000円を加算させて頂く形となります。)

 

 

チュール生地は、破れの生地全てを取替になるとドレス販売店経由でのお直し対応でとても費用がかかってしまいますが、透明糸での縫い合わせの簡易補修で構わない場合はドレスクリーニングと併せてリモーションまでお気軽にご相談下さい。

 

 

破れた場所を透明糸で縫い合わせる簡易補修方法の為に縫い合わせ跡はどうしても生じますが、バレリーナはチュール生地が重なっている為、補修後は普通の距離から見れば気が付かない状態にはなります。

 

 

破れが2~3cmや、チュールの生地に直径数センチの穴が開いた状態のものは縫い合わせると逆に目立ってしまう場合がありますので、お預かりした際にチュール補修をご希望のお客様はある程度こちらの判断で必要箇所への補修とさせて頂きますのでご了承下さい。

 

 

 

ドレスお預かり時のチュールの破れです。真っすぐな破れではなくややカギ裂き状態となっていました。

透明糸で縫いあとが極力目立たない様に補修しました。破れの状態に応じてドレスクリーニング前か後に補修を行うかを判断しています。因みにメイン画像の中央裾よりやや上が補修箇所です。どこが補修箇所か分かりますか?

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