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ヴェラウォンバレリーナのドレスサイズ直しとチュール破れの補修

ヴェラウォンバレリーナのドレスサイズ直しとチュール破れの補修

委託販売で購入したヴェラウォンバレリーナのドレスサイズ直しとクリーニングのご依頼を頂きました。

 

 

今回は委託販売でご購入されたドレスをまずクリーニングしてからドレスのサイズ直しを行いました。

 

 

(ドレスのサイズの直しは当社提携のアトリエをご紹介させて頂き、そちらで直接調整を行って頂いております。基本的な補修などは当社にて行っております。)

 

 

又、ご購入時に既にチュールに破れが何か所かあったのでクリーニングと合わせてチュール補修も併せて対応させて頂きました。(当社ではチュール破れの総距離が30センチ以内であればドレスクリーニング依頼のお客様は補修料金無料です。)

 

 

ウエディングドレスのチュールが破れやすい場所は正面か右裾に多く見られます。正面は自分で歩いているときに裾を踏んでしまうケース、右裾が破れるのは新郎様が右横に主に立たれる機会が多い為に不意に踏まれてしまって破れるケース。特にヴェラウォンのチュール系ドレスは一回の使用でどこかに必ずと言っていい位破れが生じる傾向があります。破れた状態のドレスをお預かりしている中で、これはドレスのデザインというよりも取り扱いに不慣れなスタッフや介添えの方のドレスに対する注意と知識が足りない為ここまで破れを増やしてしまったのではと感じます。

 

 

時間の制約の中でのドレスを引きずる移動、ロケーション撮影で草木が絡まりやすい場所などでドレスの裾への注意が足りない取り扱い・・・持ち込みなどのドレスに対しては事前にどんなドレスを持ち込むのか、そしてそのドレスに損傷が極力起きない様にする為のシミュレーションをしながら当日の取り扱いを事前に考える位の手間をかけないと特にヴェラウォンの繊細なチュールドレスはあちあこちに簡単に破れを生じさせてしまうという事をよく分かっていないブライダル企業(結婚式場、フォトスタジオ)が多すぎると思います。

 

 

ヴェラウォンのドレスをお持ちになる方は特別な思い入れでそのドレスをご購入されている方ばかりです。そのドレスの特徴を把握したうえで、デザイン上のリスク(破れ、除去しにくいシミが生じやすい素材など)を回避する事をお客様の前でしっかり対応出来る体制は今後かなり重要なポイントとなるかと思います。

 

 

今回のバレリーナは正面に7センチほどのカギ裂き状の破れや内側厚手チュールの破れも含めて数か所ありましたので透明糸にて縫い合わせ補修をさせて頂きました。(因みに生地が大きく破れ過ぎている場合などで縫い合わせが不可能な場合はほぼ同じ生地を繋げるなどの別方法も可能ですがこちらは別途追加料金が発生しますのでご了承下さい。)

 

 

他社さんの委託販売や個人のお譲りのドレスは破れた場所はそのままとなっているケースが多い様ですので、こうした場所が多いドレスを購入すると補修料金が意外とかかる事もありますのでご注意下さい。

 

 

補修後は予めお客様にお願いしていた採寸に必要な情報を元にバレリーナ専用のサイズ直しをさせて頂きました。遠方の方は来店なしでも対応出来る方式のご案内もさせて頂いております。元に戻しやすい方法での補正ですと両サイドに折り目を作る感じで生地を内側に入れ込んで調整します。別の方法で背中のリボンを外して背中心で生地を内側に縫い込む事で外観に補正したラインを見せない方法もあります。(後者の方法は料金が高くなります。)

 

 

当社提携アトリエはウエディングドレスに特化した修正技術でドレスのサイズ直しを行っております。ご利用前のベストなリサイズ、ご利用後の復元方法についても一般の衣料お直しやリフォーム店では気付かない点も踏まえてお客様に丁寧にアドバイスをさせて頂いておりますのでお気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

裾正面チュール破れ補修。半ば引きちぎれる状態で破れていた為、破れた境目が荒くなっていました。

補修後に1m離れた場所から撮影してみました。
中央辺りに先程の修復箇所はありますが、チュールが重なる生地のデザインであれば破れたチュールの位置はほとんど気付く事はありません。

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